日本酒の有名ブランド獺祭!!獺祭の歴史と多くの人に愛される理由とは?!

獺祭は山口県生まれの日本酒です。獺祭の人気は、今や日本だけで無く海外でも多くのファンを持つ人気の日本酒ブランドです。ここでは、日本酒を代表する獺祭の歴史や人気の秘密についてご紹介します。

獺祭とは?

獺祭

獺祭の産地は山口県岩国市で、元々、旭酒造株式会社は小さな酒造メーカーでとして営業していた会社です。なので、獺祭が全国的に人気の日本酒になる前と言うのは、普通酒の製造も行っていた歴史があります。しかし、獺祭の三代目から普通酒の製造を廃止して、純米大吟醸酒に絞った製造にシフトチェンジします。現在、旭酒造株式会社のHPに味わう酒を求めてと言う言葉がありますが、まさにその言葉通りに獺祭のみを製造販売して、日本酒を極めたブランド酒と言えます。

獺祭の歴史

獺祭のはじまりは、旭酒造現社長である桜井一宏氏が継いだ1984年です。それまでは、地元の小規模酒蔵として普通酒である旭富士を製造していましたが、焼酎ブームも相まって市場が縮小した事で、そこから、味わう酒を造る事に着眼して、純米大吟醸に特化した酒造りがスタートします。純米大吟醸のお酒造りに悪戦苦闘する中、お米の吸水量や発酵状態をデータ化する事で、高品質な純米大吟醸酒の製造に成功します。
日本酒の中で最も高基準である精米歩合23%の日本酒である事、もろみから搾る際には遠心分離システムの導入を図った事など、先をゆく革新的手法でも注目され有名になっていきます。昨今、獺祭の人気振りに品薄状態になったり、定価以上の価格で販売されていたり、それ程大きな人気を誇る日本酒となって、多くの方から愛されるお酒としてブランドを確立しています。将来的には、日本国内に留まらず本格的な海外進出も見据えており、世界の人に獺祭を味わってもらえる方針も打ち出されています。

獺祭の名前の由来

旭酒造の地名

旭酒造は、山口県岩国市の獺越(おそごえ)に酒蔵があります。獺祭の名前は、その地名にちなんで獺の字を使い、名付けられています。酒蔵地名をお酒の銘柄名に入れられているので、獺祭は地元の土地に対する感謝や愛情を感じるネーミングでもあります。
正岡子規の別号である獺祭書屋主人
正岡子規は、明治時代に日本の文学界において革命を起こした人物です。正岡子規は当時自分を獺祭書屋主人と呼んでおり、獺祭には、正岡子規のスピリッツの要素も含まれたネーミングにもなっています。文学界に革命を起こした正岡子規同様、日本酒界に革命を起こす思いが込められています。

獺祭の度数

獺祭は、山田錦の磨き具合でお酒の種類が分かれています。最もスタンダードなのは、純米大吟醸50でアルコール度数は16度です。また、純米大吟醸磨き二割三分は15度、その他にも、スパークリングや熱燗向けの商品もあり、大体14度~17度のお酒となっています。

獺祭のこだわり

日本酒界のスター山田錦を使用

獺祭には、山田錦(やまだにしき)と言われるお米を材料に使用しています。山田錦は農家泣かせとのお米言われている程、栽培する事が非常に難しい品種になります。しかし、日本酒を語る上では絶対に欠かせない存在で、様々な名酒に使用されているお米になります。旭酒造でも日本酒を造るにあたって、材料に使用するお米には山田錦にこだわり、企業提携して山田錦の安定供給を実現しています。獺祭は、お米からこだわって作られています。この山田錦を5割以上削る事によって、雑味の無い純米大吟醸に仕上げています。

こだわりの精米歩合

旭酒造では、最高レベルである精米歩合23%の磨きを実現しています。お米の雑味をなるべく取り除き、最高の日本酒を造り出す事に成功したのが獺祭です。一般的なの日本酒になると、この精米歩合は大体50%のものが多いです。なので、獺祭の23%は日本酒業界的にも最高の数字を誇っています。この精米歩合23%を実現する事ができた理由は、遠心分離システムが挙げられます。
遠心分離システムは、圧力によってお酒を搾るのでは無く、遠心力を用いてお酒を搾っていくので、負担が少なくより良い品質の日本酒を造る事ができるものなのです。もろみとお酒を分離する上槽工程において、お酒の美味しさを追求して導入した事で、旭酒造独自の日本酒オリジナルブランドの獺祭が誕生していますこれによって、獺祭の知名度が世に知られるきっかけにもなっています。

日本酒新時代を拓いた受賞歴

旭酒造が手掛ける獺祭に対する情熱は、様々な革命を起こし今までの日本酒造りの歴史を覆してきています。こうした日本酒作りのこだわりは、全て美味しい日本酒造りの為という一つの目的に通じています。その熱い想いは日本国内に留まらず海外でも評価されており、モンドセレクションで金賞を受賞し、また、インターナショナルワイン&スピリッツコンペティションでも金賞を受賞するなど、日本酒の有名ブランドとして大きく飛躍を遂げています。

獺祭が多くの人に愛される理由

圧倒的なお酒の飲みやすさ

日本酒として味が美味しくなければ、獺祭が人気を誇る事は決してできません。さらに、多くの人に愛される為には、万人ウケする日本酒の味である事も大きな要素です。そう言った意味では日本酒の場合、飲みやすさが重要なポイントになってきます。獺祭がこれ程までの人気を集めている大きな要因には、やはり圧倒的な飲みやすさが一番に挙げられます。
一度、獺祭を飲んだ事がある方であれば分かるかと思いますが、辛口の日本酒とは違ってフルーティーで少し甘みを感じる味わいが獺祭の特徴です。華やかなフルーティーな香りとジューシーな甘みを感じられ、日本酒を飲み慣れていない人でも飲めてしまう味わいです。これが口コミなどで大きく広がっていき、日本酒の獺祭人気が高まったきっかけになっています。

コストパフォーマンスの良さ

獺祭は、日本酒として販売している全銘柄が純米大吟醸です。純米大吟醸と言うのは、日本酒のグレードで言えば最高ランクの品質で、基本的に高価な日本酒になります。さらに、全銘柄で使用している酒米が酒米の王様とも言われる山田錦なので、獺祭は高級酒になります。獺祭は山田錦の純米大吟醸ですが、こうした最高級の日本酒と言うのは一升瓶で約5000円程度するものが多いです。しかし、獺祭は定番銘柄である獺祭 50の価格は、一升瓶で約3000円程度となっており、コストパフォーマンスに大変優れた日本酒と言えます。圧倒的なコストパフォーマンスな上に味が良くて安い、これが口コミで広まり、多くの人に愛される日本酒ブランドとして確固たる地位を確立しています。

知名度・ブランド力

獺祭のようフルーティーで飲みやすい日本酒と言うのは、実は獺祭の他にも色々あります。また、コストパフォーマンスの良い日本酒もありません。このように、獺祭のような日本酒は他にもありますが、他の日本酒ブランドと獺祭は何が違うのかと言うと、圧倒的なお酒の知名度とブランド力にあります。
獺祭は、口コミで大きく話題となって以降多くのメディアに取り上げられ、日本酒をあまり詳しく知らない人であっても、獺祭と言う名前の日本酒は聞いた事がある方は多いですよね。このように、圧倒的な知名度が人気の起爆剤となって、元からある人気にさらに拍車がかかり、今や多くの人に愛されるブランド銘酒です。獺祭のようにここまでの知名度とブランド力がある日本酒はそう多くありません。

まとめ

旭酒造がこだわりを持って作った獺祭は、現在の絶えず変化し続けており、ブランドのポリシーを持って、日本酒を作る為の常識、概念、会社体制なども潔く切り替え、常に新しい事への試みを行いながら誕生した傑作です。紆余曲折を経て日本酒造りに大きな衝撃と変革を起こした獺祭は、今後もその先へ向かう新しい試みが成されています。そんなこだわりを極めた獺祭を、皆さんも是非一度試してみて下さいね。